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2014年3月29日土曜日

田起こしを始める

今日は車の足元の衣替えにいつもお世話になっている市内のタイヤ屋さんへ。
冬タイヤから夏タイヤへ。

手際の良さに感心しながら眺めていたら、ものの10分もかからず終了。
この間、続々と交換のお客様が入ってくる。
皆そろそろ変え時と考える時期であるようだ。
         
明日はまた天気が崩れるという。
晴れているうちに・・と田起こしを開始した。
また今年も田んぼの作業が始まった。

2013年3月13日水曜日

田の準備 始める

今年度の稲作の実質的な作業を始めた。

昨年秋に刈り取りを終えた田んぼは切り株もそのままにしてある。
これから耕して水を入れる作業に入るのだが、排水が悪い部分、つまりは一枚の田んぼ面でもやや低湿な個所があり、水がたまっているので、これを排水してある程度乾かしてから耕すことにしている。
トラクターが泥濘に嵌るのを防ぐという意味合いでもある。
 
         

小さな運河のごとく、排水路をスコップで掘り、水を流す。『水切り』と呼んでいる作業。
耕地整理事業がなされていたり、独自に排水の暗渠設備をしていれば不要な力作業だが、我が家の田んぼはそのような設備はしてないので、毎年この作業を続けている。
ベタベタの土は容易には掘れない。粘ってスコップに張り付き離れない。
まさに悪戦苦闘の重労働だ。
なかなか進まないが、気長に作業を続けている。
額を流れる汗も、爽やかな風にあたるとたいそう気持ちがよい。
 
この現場には、『リフレ』だとかいう経済用語も、『スマホ』だとかいう情報機器も、まったく縁がない。観念的な世界・バーチャルな世界とはだいぶ距離がある。
(やや大げさだが)自らの肉体だけを頼りに自然と対峙しているこの瞬間は、全身でもって生きているという充実感を直截的に得られる瞬間だ。
 
         

一方で、手を休めながら共存相手の生き物たちをじっくりと観察する。
スコップで土をすくい上げるたびに、ドジョウ、カエル、タニシ、ザリガニなどが出てくる。
ここの田んぼの土の中は彼ら生き物の楽園だ。

そして表面の暖かい水たまりにはカエルの卵がたくさん確認できる。
オタマジャクシとなる日も近い。
卵の黒い部分は大きくなり、オタマジャクシ寸前だ
         

昨年夏の大雨の際に、田んぼの土手が広範囲に崩れた。
青々とした稲の田んぼに土砂・泥が流れ込み、部分的にだが稲が埋まってしまった。
どうにか収穫はできたものの、流れ込んだ土砂を取り除くという、全く余計な作業が発生していまった。
収穫後、土が乾くのを待って、少しずつ土をスコップで掘り上げる作業を続けてきた。

土手面は傷跡もまだ生々しいが、かなり原形近くまで復旧できた。
田んぼに流入した土もかなり取り除けたので、田起こし(土を耕す作業)を行った。
土を戻した土手面はいまは荒々しいが、
やがて雑草に覆われる。
         

日差しが強くなるのにあわせて、またこのように田んぼでのドラマが始まった。
いろんなことで心配したり、がっかりしたりしながら、秋の収穫まで続くドラマだ。
さて今年はどんな気象となるのだろうか。
出来ることなら、水の過不足の心配も、病気の心配も、日照の心配もせずに、終わりたいものだが、自然には逆らえない。

2012年4月8日日曜日

田起こし

今年の稲作の序章が既に始まっている。

月初めには種籾を水に浸した後、専用土をいれたプレートに播種。
ただいまビニールハウスで育苗中である。
芽がほんの僅かに土粒の間から顔を出している
一方の田んぼでは、水を溜める前にトラクターで土を掘り返し柔らかくする田起こし作業が、ただいまピークである。
(田植えと稲刈りは、万人がイメージし易い目立つ農作業イベントではあるが、この作業だけが稲作ではけっしてなくて、むしろその前後の作業のほうが実は格段に大変だ)
稲の切り株が姿を消して行く
         

トラクターの侵入を待つ田んぼの隅の水たまりには、卵から孵ったおびたたしい数のオタマジャクシが泳いでいる。
やがてトラクターは、土とオタマジャクシを一気にかき混ぜてしまう。
一見無慈悲な行動であるが、彼らはとても逞しく、僅かな水たまりや水分のある隙間ででもしたたかに生き伸びる。

ほんとうであれば、彼らを掬って傍を流れる水路にでも放してやりたいのはヤマヤマであるが、いちいちそのようなことはやっていられないのが現実だ。
この荒っぽい振る舞いは毎年のことだが、カエルが絶えて鳴き声を聞かなくなったということは無い。
生命力は想像以上に強く、心配は無用なのである。
あと数分でこのぬるま湯の天国から
環境が激変することを彼らは知らない
トラクターが通り過ぎると、次にはセキレイやシラサギが舞い降りてくる。
土中から露になった虫を啄むのだ。

このような行動は誰に教えられた訳でもないだろうに。
不思議とちゃんとこうやって何羽も集まってくる。
まったくもって、生きてゆく素晴らしい知恵には脱帽する。
・   セキレイ

         

すでに田んぼのあちらこちらから、ケロケロとカエルの鳴き声が聞こえている。
周囲の里山からはウグイスの鳴き声も時折聞こえる。
山の裾の梅はただいま満開。
田の畦には菜の花だ。
空は青空。
何とものどかな風景である。