都会ではきっとこの悩みは少ないのだろうと思う。
この時期からしばらくの間、夜間に車を走らせているとおびただしい数の虫がライトに照らされ、車の前部にぶつかる。たいていの場合、彼らは激突死する。翌日、フロントガラスやライトのガラス部分にこびりついてパリパリになった死骸を取り除くことになる。
可哀そうではあるが、毎夜当たりまえのように繰り返されることなので、こびりついた彼らに対してすでに特別な感傷はない。ないのであるが車体が汚れる・フロントガラスにこびりついて取りにくいなど、ちょっとした悩みではある。走っている車に衝突する彼らの場合は「飛んで火にいる夏の虫」ではなく、闇の中をフラフラ飛んでいるところ車が走ってきてぶつかられたのであり、完全に災難と言える。・・受難。
なにも道路の真ん中あたりを飛ぶこともあるまいになあと思う。
蒸し暑い時期の田舎というのは、道路に限らずそこら一面にかなりの密度で虫がウヨウヨしているということだ。これも豊かな生態系と言える。
上記の話しは、彼らが望んでいないのに車のライトのほうが近づいてきて即死するケースだが、次のケースはまさに自ら灯りに飛込んでいって自死するケースだ。
この誘蛾灯のバチバチ音は我々でもびっくりする。コンビニとしても店内に虫が入り込まれると厄介だろうから、このような自衛策をとらざるを得ない。とはいってもこれだけいるのだから侵入を完璧に防ぐのは無理だわ・・。。
夜のコンビニの風景。。。田舎ならではの音と映像である。